四柱推命

偏財~社交的で、合理的に人・もの・お金を活発に動かす

活動的な星、偏財とは、どんな星なのでしょうか?

偏財の意味について

偏財は、日干から剋されて(相剋)、日干と陰陽が同じものとなります。

投資、財力、商売、事業所得、繁栄、合理的、活発、流動性、積極的

  • 財星の意味として「財産、宝、家庭、優しさ、子孫」を表わし、この偏財は「偏り=変則的」で動く財、働く財なので、動産・現金・出費、投資などを表わします。
  • 人間関係においても、面倒見の良さや世話好き、恋愛、内妻、父親を意味します。
  • 命式にある場合、偏財と比肩星が共にあれば比肩から剋されるので、お金が回ってくるものの目の前を通り過ぎて自分には残りにくいです。
  • また財星にはその根気となる食神・傷官があって活きてきます。特に偏財には傷官が良いとされています。
  • 偏財に付く十二運は、長生・冠帯が良く、建禄・帝旺は比肩と同気になり剋してしまいます。
  • 財星は財や幸福の吉星ですが、偏財・偏財、正財・正財、偏財・正財のように四柱に列んだり、五行図に三つ以上固まると「多財身弱」となって、運気的にはやや弱く優しい星回りとなります。

偏財の性格

  • 正義感が強く実行力がある
  • 経済的関心が強く事業意欲旺盛
  • 好奇心旺盛で多趣味
  • ムダを嫌い合理的
  • 八方美人で異性に対して節操がなくなることがある
  • 自分を守ろうとする傾向がある
  • 現実的な利益を重視し、駆け引きも得意

フットワークが軽くて、情報や利益を得るために活発に行動します。人に対する関心はあるので、世話好きで交際上手です。その分、八方美人で男女関係に問題が生じることもあるでしょう。

また合理的で実利主義なので、大胆な投資をすることにも価値を見いだします。

偏財の仕事運

具体的に数字やお金の動きの見える方が、能力を発揮できるでしょう。派手さや変化のある仕事、活動的で人やモノを動かすような仕事が向いていると言えます。

また人の心や市場を読んで、ものを提供することにも長けています。

☆天干星でみる職業

基本として、月柱の天干星を中心にみます。

適職

自営業・・・サービス業、不動産業、物販

活動的・・・新聞記者、広告代理店、請負業、流通、仲介斡旋業

金融業全般

その他(恋愛・金運など)

恋愛・家庭運

人好きで交際上手な偏財さんは、ときに八方美人で異性問題を引き起こしてしまいます。特に男性はたとえ家庭を持ったとしても収まらないことも。そんなモテモテの偏財さんとの結婚は少し忍耐がいるかもしれません。

とはいえ、性格としては優しくて本来良き家庭人でもあります。寛大な心で乗り切れるかどうかってとこでしょうか。

女性は、家庭的な良妻で夫に尽くすことでしょう。

財運

日干の地支が旺相か中庸(十二運が長生・建禄・帝旺・胎・養)ならば、お金を上手に運用できて金銭的に恵まれるでしょう。

しかし日干の地支が休囚(十二運が死・墓・絶)なら、お金があっても自由に使えなかったり貯まらないことに。

財星と印星(印綬・偏印)が多い方は、案外ケチかも。

その他
  • 長所
  • 中小企業など自由にやれる環境で実力を発揮する
  • 大胆で決断力がある
  • 相手の心を読むのが上手い
  • 多趣味で好奇心旺盛
  • 短所
  • 物欲・性欲などに支配されやすい
  • 大企業など管理された環境では才能が発揮できない
  • 裏読みして損得勘定をする
  • 保身から案外臆病
MIYAKO

臨機応変に物事を進めて、仕事はバリバリやれて、多趣味で社交的~モテモテになるワケね!