カードの正位置と逆位置では、意味がどう変わるのでしょうか?
逆位置をどう読むか?
カードの正位置の意味を覚えても、逆位置をどう捉えるのかでリーディングを難しく考えてしまいます。基本として、
- 正位置の正反対の意味
- 正位置の弱化・悪化の意味
- 正位置の良化の意味
- 正位置とほぼ変わらない意味
に、大きく分けられると思います。
次にいくつかピックアップしてみます。
正反対の意味のカード
このカードが一番多くなります。
- 魔術師・・創造力、コミュニケーション能力→創造力が無い、コミュニケーション能力が無い
- 皇帝・・統率力、威厳→統率力が無い、威厳が無い
- 太陽・・達成、健康→達成出来ない、不健康
- ワンドのエース・・情熱、野心→やる気が無い、無気力
- カップの10・・幸福、満足→トラブル、不満足
など多数あり
弱化・悪化の意味のカード
正反対よりも辛く、暗いイメージになります。正反対の意味のカードでも状況によっては、弱化・悪化になることもあります。
- 節制・・調和、自制心→慎重になり過ぎ、自分に厳しすぎる
- 隠者・・洞察力、内省する→慎重すぎ、考えすぎ
- ペンタクルの5・・貧困、損失→困難、絶望
- ソードの5・・卑怯な戦い、意味のない勝利→無残な争い、回復できない結果
など。
良化の意味のカード
正位置ではネガティブでも、逆位置ではポジティブなイメージになります。
- 死神・・終わり、停止→新たな始まり、再生
- 悪魔・・束縛、依存→解放、克服
- 月・・不安、動揺→解決する、心が落ち着く
- カップの5・・悲しみ、絶望→希望が湧く、可能性に気付く
- ソードの10・・深い悲しみ、挫折→好転する、復活する
など。
ほぼ変わらない意味のカード
正位置・逆位置ともに、それほどイメージの変わらないものです。
- 塔・・損失、崩壊→ほぼ同じで、やや小難。
- 愚者・・自由、無邪気、好奇心→ほぼ同じで、無鉄砲で気ままさが強め。
- ソードの3・・苦痛、嘆き、悲哀→ほぼ同じで、痛みが継続する状態。
- ペンタクルの5・・困窮、ダメージ、損失→ほぼ同じで、わずかな光が見える程度。
など。
MIYAKO
実際のリーディングでは、相談内容や前後のカードとの関係をみて、臨機応変に読み取っていくのね!