2021年も始まりましたが、今年の「辛丑(かのとうし)」はどんな年なのでしょうか。
この2021年への切り替わりはいきなり来るのではなくて、少しずつ変化していきます。
冬至(12/21)⇒元旦(1/1)⇒立春(2/3)⇒旧正月(2/12)
辛(かのと)・丑(うし)・辛丑(かのとうし)
- 辛(かのと)の意味
- 丑(うし)の意味
- 辛丑(かのとうし)とは?
1.辛の意味・・・陰の金
- 鋭い刃先を下に向けている様子。
- 刃物で切り落とすような辛い痛み、辛抱。
- 辛+斤(おの)⇒新で、新しいに通じる。
- 余分なものを切り落として、新たに進むこと。
- 下からの突き上げで下克上も起こりうる年。
- 辛い傷を伴って革新していく年。
過去、辛の年には、世の中に激震を与えるような出来事も起こっています。そんな辛く大変な出来事を乗り越え、新たなるステージへ移っていく年でもあります。
2.丑の意味・・・陰の土
- 始める、つかむ、手の指先に力を入れ曲げる様子。
- 紐(ひも)という漢字を現わし(束ねる、結ぶ)と言う意味。
- 種から芽が息吹く様子。
丑の年は、新しい始まりの時でもあり、何かをつかみ取ろうとするけどとても困難。そんな中でも模索しながら前進が必要な年です。また、丑は鬼門方位なので、魔が差しやすい時でもあります。身も心も浄化し、謙虚に誠実に過ごすよう心掛けたいものです。
3.辛丑とは?
- 陰の極み、陰のエネルギーが強い鬼門の年。
- 今まで抑圧されていたものが勢力を持って、新しいムーブメントが起きやすい。
- 陰の力に引っ張られないよう、自身の心を清めて邪気を払う。
- 革新していく上での反省、志を立て、内面を磨く。
辛丑の年は、新たなステージへ進もうとしても陰の力が強くて、なかなか上手くいきません。少しの辛抱が必要でしょう。しかしそんな陰の運気を味方に付けるように、自分の内面を磨き、何事も意味あることと考えて、陰徳を積み、自分革命していく年です。