四柱推命

十二運~旺相運(冠帯・建禄・帝旺)

次は、旺相運~冠帯・建禄・帝旺です。

冠帯(かんたい)について

冠帯は「成人」のときで、若者らしいエネルギーのある強運です。日柱なら、男女共に慈悲の心有り自尊心が強く、聡明で頑固です。強い運気なので自分勝手にもなりやすく、他人には批判的で自己の弁解はよくあります。そのため敵を作ることも多いです。

何事もやり抜く覇気のある性格で弱音を吐きません。部下の面倒見は良いのですが、上から抑えられることを嫌います。特に比肩星が強い人は一層強さを増すので、謙虚さを持つようにするべきです。

夫婦共に冠帯なら、離婚しやすくなります。

冠帯・・・慈悲、信仰心、自己本位、高位、上昇、発展

冠帯  四柱ごとの暗示
  • 年柱・・・頭脳明晰。父の仕事で転居しやすい。
  • 月柱・・・中年以降の発展。夫婦縁は変りやすい。
  • 日柱・・・人望厚く名誉を得る。
  • 時柱・・・子どもが名声を得る。

建禄(けんろく)について

建禄は「壮年期」を表わしていて、働き盛りの最高の強盛運のときです。日柱にあれば、末っ子としてもこの星自体が長男星なので、兄を越えての出世頭となり得ます。

何事にも積極的で勝ち気、女性なら男勝りとなります。この星が日柱か月柱にある人は、一見学者タイプで、考え方がとても緻密で神経質なところがあります。

仕事は、才能を必要とする専門的な分野で芸術家、文筆家、学者などに向いてます。

また、幼少期から30歳ごろまでは順調でなく苦労する人であれば、晩年期に幸福を掴みやすいようです。

建禄・・・活発、積極的、勝ち気、跡取り、堅実、独立、実行力

建禄  四柱ごとの暗示
  • 年柱・・・自営業の出身。親の恩恵あり。
  • 月柱・・・長男でも独立。中年期の発展。
  • 日柱・・・人徳あり、社会的地位を得る。
  • 時柱・・・子どもによって晩年幸福。

帝旺(ていおう)について

帝旺は「人生の頂点」を表わします。出世や繁栄など最強の時期です。強引に突き進んで失敗しやすかったり、また今がピークなので、これから次第に衰えていくという暗示もあります。

日柱が帝旺で他の年・月・時が休囚運(衰・病・死・墓・絶)なら、長男に生まれても親の跡を継がずに他家へ養子に行ったり、親元から離れることが多いです。

また日柱が帝旺の人は、男女とも勝ち気で自尊心が強く人の下になることを嫌い、頭を下げたりお世辞を言うことが出来ません。ある意味、馬鹿正直で人付き合いが下手なので誤解されることも多いです。しかし、とても慈悲深く同情心があるので、目下からは敬愛されたり人気もあります。

仕事は、サラリーマンでは勢いがあり出世しにくいので、学者や技芸家など知的分野が良いでしょう。

帝旺・・・頂点、勝ち気、横暴、名誉、独立独歩、地位、衰退、別離(女性)

帝旺  四柱ごとの暗示
  • 年柱・・・家系が良い。親の恩恵で安泰。
  • 月柱・・・故郷を出る暗示。厳しい性格。
  • 日柱・・・他郷へ出る養子運。夫婦縁薄く離婚再婚繰り返す。
  • 時柱・・・子どもが名声を得る。
MIYAKO

旺相運は、青年期の成人から、働き盛りの壮年期、そして人生の頂点を表わしてるのね!