３６番目は「地火明夷」です。下卦が「離」、上卦が「坤」となる卦です。
地火明夷とは？
「無能のふりをして引き下がるとき」という意味です。
- 賢明な者が傷つき、日の目を見ないとき
- 目立ってはいけないとき
- 無能のふりをするとき
- 困難が過ぎ去るのを待つとき
太陽が地下に沈み日が落ちてしまい、光が放たれず真っ暗な暗黒のとき。太陽が地下に隠れている様が明夷です。
「明」は明らかなるもので賢人を表し、「夷」は傷つけ破ることなので、賢明な人が傷つき破れて日の目を見ないときです。目立とうものなら、妬まれ攻撃されてしまいます。この時は才能を隠し、無能のふりをして難を逃れましょう。時を待ち実力を蓄えるときです。
地火明夷の運気
この卦ではどう振る舞い、何に気を付けるべきなのでしょうか？
総合運
運気の下がっているときです。トラブルが続き、あがくほどに状況は悪くなるので、とにかく耐え忍ぶことです。目立たぬようにして難局が過ぎ去るのを待ちましょう。
仕事運
とても厳しいときです。自分の意見が通らず結果も出せません。まず焦らずに耐え忍ぶとき、現状維持に努めてください。チャレンジはしないことです。
恋愛運
相手のいない方は、出逢いの時期ではありません。いいなと思った相手でもあなたの気持ちは伝わらないので告白は控えてください。騙されることもありそうです。
恋愛中の方は、喧嘩や苦労がありそうです。もし不満があってもとにかく我慢、自己主張を通せば喧嘩別れになってしまいます。相手に寄り添う気持ちをしっかり持ちましょう。
才能を隠して「おバカ」のふりをするとき、上手く乗り越えましょう！
