木・火・土・金・水(五行)の十干、次は壬(陽水)と癸(陰水)です。
壬(みずのえ)について
壬の意味は、姙(はらむ)が元となり、草木の種子にあたらしいものがはらみ、芽が出て膨らんでいる状態です。
壬は大河にゆったり流れる水や湖水、大海原とみます。春夏に生まれた人は水が枯渇するので、水と水源となる庚金が必要です。秋冬に生まれた人は水が多くて氾濫してしまうので、戊土で制御する必要があります。
壬の性格
- 先見の明がある
- 度量が大きい
- 決断力がある
- 知的で戦略思考
- 自由を愛し束縛を嫌う
- 勝ち負けに拘る
- 威圧感を与える
自分が決断したら、その方針に取り組み、常に自分を高めようとする向上心を持っています。戦略的な競争心で努力し続ける人です。
☆大きな器と知恵で、人々に恵みを与える人!
癸(みずのと)について
癸の意味は、揆(はかる)が元となり、草木の種子が次第に大きくなり、その大きさをはかることが出来るほどになった状態を表わしています。
冬の時期に陽の気を蓄えて、春を見定めて万物を息吹かせる事象も表わしています。
癸は自然界に降る雨や雪、小川の水とみます。雨は大地を潤し、暑さを緩和します。なので、春夏に生まれた人は雨水が足りなくなるので、庚辛金の水源を必要とします。
癸の性格
- 勤勉
- 完璧主義
- 情報収集力がある
- 愛情深い
- 好奇心旺盛
- 一貫性に欠ける
- 陰気な一面がある
慎重で計画性を持って物事に挑戦し、また、思いつきに流されること無く常に冷静な情報収集力で生き抜く。
☆思いやりの心で地道に人に尽くし、人の心を癒やしていく人!
壬・癸(水)の共通項目
- 傾向性・・・反抗的傾向
- 関心事・・・勝負事
- 能力・・・戦略的思考
- 養生法・・・苦行
- 持ちやすい感情・・・恐れ
- 感覚・・・聴覚
- 器官・・・泌尿器系
- 音楽の聴き方・・・音量に反応
MIYAKO
壬・癸の人は、物事の前兆を感じて、善悪を見通し戦略を練る人なのね!