29番目は「坎為水」です。下卦が「坎」、上卦も「坎」となる卦です。
坎為水とは?
「一難去って、また一難のとき」です。四大難卦の一つにあたります。
- 苦難、病難で大変なとき
- 難が引くのをひたすら待つとき
- 心を強く持ち、少しずつでも進む
- この時こそ真価が問われる
困難を意味する水が二つ重なっている~水がしきりに流れている状態なので、無理矢理に行動するときではありません。
ただ、苦難はあるけど誠の心を貫けば、必ず抜け出せることを表わしています。
坎為水の運気
この卦ではどう振る舞い、何に気を付けるべきなのでしょうか?
総合運
次々と難題が発生してくるときです。こんな時に強気で突破しようとすれば余計に悪化しますので、まずは守りに入る方が良いでしょう。信念を持って徳を積み学びに集中するのも良いときです。
仕事運
度重なる問題が起りそうです。ミスが増え、ペースが崩れて理不尽な思いをしそう。とにかく今は我慢のときです。新しいことには手を付けずに、地道な勉強や研究を試みて下さい。
恋愛運
相手のいない方は、新しい恋を始めるときではありません。トラップに嵌まったり、後悔することになりそうです。しばらく待ちましょう。
恋愛中の方は、感情の行き違いで険悪なムードです。お互いのストレスをぶつけ合ってしまうかも。ある意味、良い試練とも言えるでしょう。乗り越えましょう。
MIYAKO
こんなときこそ真価が問われます。徳を積み、内面を充実させることが大切ね!