これからのことに迷ったり、誰かの気持ちを知りたくなったとき、心に灯りをともしてくれるカード~とても神秘的です!
タロットについて
- タロットの歴史
- タロットカードの基本
1.タロットの歴史
13世紀頃、トルコで発祥したマムルークカードというものがあり、主にゲームとして親しまれていました。その後15世紀後半、ミラノでヴィスコンティ・スフォルツァ版が作られたとされています。
そこから18世紀にかけて、マルセイユ版タロットが整えられ庶民の間でもカードゲームが遊ばれるようになりました。このカードは今もファンが多く占いにもよく使われています。
そして20世紀に入り、アーサー・エドワード・ウェイトとパメラ・コールマン・スミスによってウェイト版タロットが作られました。こちらは今もベストセラーで多くのタロティストさんが使っておられます。このカードは、初めて全ての小アルカナに絵が描かれている画期的なものでした。
その後も、アレイスター・クロウリーによるトートタロットや、いろんな文化・思想を表現したタロットカードやオラクルカード、中国の易経を元に作られたイーチンタロット(易タロット)など、これからもタロットの歴史・文化は進化していくと思われます。
2.タロットカードの基本
- タロットカードの成り立ちは、タロットデッキ(タロット1セット)78枚で
- 大アルカナ(0~21)・・・22枚
- 小アルカナ・・・56枚
- さらに小アルカナは、1~10の数札40枚と、16枚のコートカード(人物カード)で構成されてます。そして、小アルカナ56枚は4種類のスート(マーク)にも分けられます。スートとは、「ワンド(棒)」「カップ(杯)」「ソード(剣)」「ペンタクル(硬貨)」の4つです。
★大アルカナと小アルカナの関係
22枚の大アルカナは、抽象的な世界観で人生に対して哲学的ともいえる事柄を現わしますので「どう生きるべきか」「どう困難を乗り越えるのか」など人生の選択という解釈となります。また56枚の小アルカナは、日常生活での具体的な事柄を現わしていますので、身近に起こりうる物語のような解釈となります。ですから、カードの出た位置との関係や数枚のカードを関連付けてリーディングすることが大切です。
★正位置と逆位置
タロットカードは正逆の向きがあります。占者から見て絵柄が正しい向きが正位置、絵柄が上下逆の向きが逆位置と呼びます。
正位置の場合、カードの意味をそのまま読み取ります。逆位置の場合、2通りの解釈があり、1つは「正位置の逆の意味」もう1つは「正位置の意味の悪い部分」です。タロットリーディングをする上で、この逆位置のカードの解釈を極めることが大切です。