人と人が交流するとき、どう関わり合いどう伝えればいいのでしょうか。
ジョハリの窓
ジョハリの窓とは~
1966年にジョー・ルフトとハリー・イングラムが共同で発案した性格構造論です。
人との交流で自分と他者との認識のズレを確認していきます。
私たちは常に、自己の中にある4つの心の窓を通して他者の4つの心の窓と関わっています。
- A.開放の領域:自分も他者も知っている自分自身のこと。
- B.盲点の領域:自分は気付いてないが、他者は知っている自分自身のこと。この領域は他者からのフィードバックで減少する。
- C.秘密の領域:自分は知っているが、他者は知らない自分自身のこと。この領域は自己開示によって減少する。
- D.未知の領域:自分も他者も知らない自分自身のこと。BとCが減少することで洞察が深まり必然的に減少する。
この4つの領域の中で、盲点の領域や秘密の領域を減少させて、開放の領域を広げることが理想的です。そうすることで、
- 健常な状態を保ちやすい
- 他者との信頼関係を築きやすい
- 自己の可能性に気づける
- 人間的成長が促される
今あなたは、どの領域が広いでしょうか?先ずは自身の領域を他者からのフィードバックも参考にして図に表わし、確認するのも良いでしょう。意外な盲点を知ることが出来るかもしれません。
Iメッセージ
ジョハリの窓では、人と交流することで人間的成長や信頼関係を高めることを認識しました。ここで重要になってくるのが、伝え方と受け止め方です。
☆Iメッセージ(あいめっせーじ):他者に自分の気持ちや考え方をより正確に伝える自己表現方法。
相手の行動に良い悪いの評価をせず、「自分はどう思う」という自分の気持ちを表現出来ます。
Iメッセージの三部構成
- 相手の行為
- 自分への影響
- 自分の感情
私たちはつい、YOUメッセージを使いがちです。
「あなたは〇〇よね」「(あなた、)〇〇してよ」みたいな。。。
そこを、「〇〇だと私、〇〇なのよね。。」「〇〇してくれたら、私は嬉しい!」
と言うことで、相手は非難されていると感じずにメッセージを受け取りやすくなり、協力ももらいやすくなります。
- 1.相手の行為・・・あなたがテレビを観て手伝ってくれないと
- 2.自分への影響・・・食事の時間が遅くなり片付けも遅くなってしまう
- 3.自分の感情・・・今日はとても疲れて辛いわ
他愛ない日常的なことですが、Iメッセージに置き換えられることは結構あります。
MIYAKO
今までの自分について、またこれからどうなりたいのか、他者との交流を通して自分を深めていくことも大事ね!