十二運は、運勢の強弱や盛衰を人間の成長過程をもとに名付けたもので、十干と十二支から算出します。
性格や才能、運勢をみますが、十二運だけで判断するのでは無く、命式全体を総合的に判断してみていきます。
胎(たい)について
胎は「胎児」の状態、まだ外に出て活動できず動きもゆったりしています。力も弱く消極的で一貫性に欠けます。
性格としてはおとなしく、迷いが多く、決断力に欠けます。また、冗談や無駄口が多く一言余計なタイプ、人を笑わせる才能があり人気者だったりします。
胎・・・大人しい、環境に支配されやすい、一貫性に欠ける、虚弱、愚痴っぽい、養子縁組
- 年柱・・・父親の変動期に生まれる。家族との縁が薄い。
- 月柱・・・中年期に転職して業績を無くする暗示。
- 日柱・・・幼児期は弱いが青年期から復活。夫婦関係が悪い。
- 時柱・・・子は家業を継がない。
養(よう)について
養は、生まれたばかりの赤ちゃん、あるいは養子の意味があります。ようやく運勢の発展の軌道に乗る時期です。吉星なので、貧困に悩むことは少なく幸せを掴みます。
性格は温厚で誰からも好かれ、恋愛も自由に出来るタイプです。物事に対して無理はしないので、大出世というよりは地道に順調に進むでしょう。
養子の意味から、男性は長男だったり養子で他家を相続することもあります。女性は中流以上の生活ができる運気を持っています。
養・・・養子、忍耐力、苦労性、母方縁強い、父方縁弱い
- 年柱・・・父が養子、自分も養子の暗示。
- 月柱・・・中年期に異性問題を起こしやすい。
- 日柱・・・親の縁が薄い。異性問題注意。養子運。
- 時柱・・・晩年は子どもに養ってもらう。
長生(ちょうせい)について
長生は、長男・長女の星です。吉星の1つで、特に生日にあれば家庭運、夫婦運、社会運ともに順調です。日柱や月柱にあれば容姿や振る舞いにも上品さや垢抜けしたところがあります。
また、気配りも出来て遠慮がちな面もあり、大胆な行動が出来ずチャンスを逃すこともあるでしょう。
女性がこの星を持てば、良い子どもに恵まれ幸運です。もちろん、他の星との関係で総合的に判断しますが、全体的に運気を上げてくれる星です。
長生・・・温和、明朗、素直、聡明、長寿、安定
- 年柱・・・親の恩恵を受ける。晩年も幸福。
- 月柱・・・長男・長女が多い。中年期に親の財を継ぐ。
- 日柱・・・夫婦縁良い。長男・長女多い。
- 時柱・・・子どものおかげで晩年安泰。
中庸運は、胎児から生まれて赤ちゃんになり、小学生くらいの子どもの時期に当たります。人生を歩き出したばかり!