四柱推命

正官~社会や組織の中で地位に恵まれる能力と品格

規律を守り品位のある星、正官とは、どんな星なのでしょうか?

正官の意味について

正官は、日干を剋し(相剋)、日干と陰陽が異なるものとなります。

権力、出世、結婚、選挙、官僚、組織人、政治、公務、責任感

  • 公平なリーダーの星とされる正官は、順当な出世・良識ある社会性の意味があります。真面目でやや面白みに欠けるのであまり商売向きではありません。ただし、食神や財星が共にあれば大らかさが加わって商売にも向くでしょう。
  • 正官は、四柱に1つだけあるのが貴いとされ、官星(正官・偏官)が大過すれば荒れる運気となります。
  • 比肩・劫財・敗財の頑固さ・偏屈さを、正官の公正さ・誠実さが剋して良化します。また食神の優しさ・大らかさが正官の行動力・堅さを剋して中和します。
  • ただし、傷官の感受性・感情の起伏の激しさは、正官の公正さ・良識性を剋して運気を止めてしまいます。
  • 財星の財力・信頼は、正官の活力・出世に働きかけ、正官の良さを強めてくれます。ただし、財星・官星が合わせて7つ以上に大過すると正官の良いところが活かせません。
  • 印星(印綬・偏印)の学問・知恵は、正官の活力・社会性を強めて良い働きとなります。

正官の性格

  • 礼儀正しい
  • 責任感が強い
  • 保守的で生真面目
  • 見栄っ張り
  • 世間体や他人の評価が気になる
  • 融通がきかない
  • 完璧を目指す努力家で、自己評価も高い

正義感が強く曲がったことが嫌いですが、偏官より控えめな星で主導力があり、品位と信頼性を感じられます。

真面目で礼儀正しいので、目上を敬い目下には慕われます。組織の中で地位を昇っていき堅実な人生を送っていくタイプです。

正官の仕事運

人に指示や命令を与えて管理・指導するような仕事で力を発揮します。官僚など大きな組織や大企業で活躍します。

☆天干星でみる職業

基本として、月柱の天干星を中心にみます。

適職
  • 公的機関の職務・・・政治家、公務員、行政官など
  • 自営より組織に属す方が良い・・・会社員、団体職員など、あらゆる分野に適性有り

その他(恋愛・金運など)

恋愛・家庭運

女性で官星の大過は、家庭運無くて結婚を繰り返す傾向があります。正官・偏官が列ぶと不倫の傾向も。

男性は、誠実な恋愛を求めて、どちらかと言えば恋愛よりも仕事優先となるでしょう。

財運

金銭にたいする執着はあまりなく淡泊で、大バクチを打つというよりコツコツ地道に積み上げるタイプでしょう。

見栄っ張りなせいで、余計なところにお金を使ってしまうことも。

その他
  • 長所
  • 組織の中では、地位と名誉に恵まれる
  • 忠誠心と服務能力で出世頭
  • 目標のためには自分を抑えて犠牲にもなれる
  • 品格のある優等生タイプで目上から気に入られる
  • 短所
  • 自己保身に走る
  • 肩書きや社会的地位に弱い
  • 臨機応変に対応することが苦手
  • 自分を抑え込みすぎて文句が多くなる
MIYAKO

品格ある真面目な組織人、うまく出世していくタイプなのね!