10番目は天澤履です。下卦が「兌」、上卦が「乾」となる卦です。
天澤履とは?
「危険なことに直面しても、人として正しく礼節をもって乗り越えれば、道は開ける」という教えです。
- 油断せず、物事は慎重に行なう
- 虎の尾を踏むほどの覚悟と勇気が必要
- 非常に危険なときである
- 礼節をもって、先輩や上司の意見に従う
「履」とは踏むという意味で、礼節をも表わします。「虎の尾を踏むほどの危険はあるが、噛みつかれることはない」上卦の天は強い者、下卦の沢はか弱い者を意味します。
かなり危険なときだが虎の尾を踏むほどの勇気を持ち、尊敬すべき人の意見に従って礼儀を忘れなければ、乗り越え道は開けるでしょう。
天澤履の運気
この卦ではどう振る舞い、何に気をつけるべきなのでしょうか?
総合運
状況としてはとても危険なときです。慌てず目の前の問題としっかり向き合いましょう。
対人関係も礼儀は忘れず相手を立てること、指示に従うことで物事が順調に進んでいきます。
変な欲を出さないことも重要です。
仕事運
危ない問題が起こっています。どうすべきか慎重に考えて、ここでもやはり人間関係が重要になってきます。
特に礼節の気持ちを忘れずに、丁寧な対応を心掛けましょう。強引なやり方や目先の利益に囚われず、無理のないように。
恋愛運
相手のいない方は、今は出逢いのときではありません。出逢ったとしても既婚者だったり不釣り合いな相手の可能性があります。慎重になってください。
恋愛中の方は、やや危機感、浮気の気配も。気持ちが通じずに結婚まではまだ遠いようです。こんなときこそ相手を思いやる気持ちが大切です。
MIYAKO
天澤履は「虎の尾を踏む覚悟があれば、危険だけど大丈夫。ただし礼節を忘れるな」、勇気と礼節で乗り越えろってことね。