6番目は天水訟です。下卦が「坎」、上卦が「乾」となる卦です。
天水訟とは？
「激しい対立や揉め事のあるとき。互いに我を張っても通らない。歩み寄る心構えが賢明」という教えです。
- 最後まで自分の言い分を推してはいけない
- 争いごとで訴えたくなるとき
- 解決するには、有識者の意見を求める
- 原因が自分にあることを反省する
自分が正しいと言っても通りません。その争いごとには負けるか、もし勝ったとしても傷を負う可能性があります。無用な争いごとを防ぐべき時です。
天水訟の運気
☆この卦ではどう振る舞い、何に気をつけるべきなのでしょうか？
総合運
論争や訴訟が起きやすい時です。自分の正義を振りかざしても通じませんし、ますます形勢は悪くなる一方です。先ずは自分の方から折れて和解策を提案することです。その為には有識者に相談して意見を求めましょう。
また、大事を行うときではありません。
仕事運
仕事上の意見のくい違いや対立が起きそうです。自分が正しくて相手が間違ってると思っても、押し通してはいけません。上司や同僚などの意見を求めて謙虚な気持ちで対応しましょう。そして初心に戻ることも大切です。
頑張りすぎは禁物です。
恋愛運
相手のいない方は、今は出逢いの時期としては良くないので、積極的に動くときではありません。他のことに力を注ぐ方が良いでしょう。
恋愛中の方は、喧嘩や問題が増えるときです。お互いが意見を通そうとすると二人の関係が修復出来なくなってしまいます。自分から折れてみることも必要、そうすることで恋愛関係が壊れることは免れます。
天水訟は「物事を始めれば訴えたり責めたくなるが、有識者の教えを受けて互いに歩み寄り、和解するべき。無理に通そうとしてはいけません。」という教えなのね！
